リスニング力アップに効く!シャドーイング vs ディクテーションの正しい使い分け


みなさん、こんにちは!Wings運営者の白木りなです😊

英語力アップを目指す日本人の英語学習者に向けて、オススメの独学法について詳しくお伝えしていく学習ノウハウ解説コーナー!

今日のテーマは「リスニング力アップに効く!シャドーイング vs ディクテーションの使い分け」です🎉

英語学習者が増えるにつれて、最近は学習法もどんどん多様化していますよね。
今回取り扱うシャドーイングやディクテーションだけでなく、オーバーラッピングやリピーティング、ジャーナリングなど「〇〇イング」と呼ぶような学習手段がたくさんあります。

これを見てくださっている方の中には、実際に取り組んだことがある方もいらっしゃるかと思いますが、上記のような学習法のそれぞれの意味をご存知でしょうか?💭

意識すべきポイントや使うものが違うだけで、学習の手順が似ているケースがとても多く、間違って認識されている英語初心者の方もいらっしゃいます😳

そこで今回は、シャドーイングとディクテーションそれぞれの具体的な実践方法をお伝えするとともに、どんな人にとって向いている学習法なのか、という点についても分かりやすく解説していきます✨

「シャドーイングってよく聞くけど、実際どんなことをするのかよく分からないや...」
「前にディクテーションやってみたら全然できなかった気がする、やる意味ってあるのかな?」

と感じている方は要チェックです!

全体の流れとして、前半ではシャドーイングとディクテーションの意味や実践方法について、後半では、それぞれの使い分けの仕方や向いている学習者の層についてご説明します。

きちんと学習法を理解して、今後の英語学習に活かしてみてくださいね!

英語学習は、短い時間でも毎日続けられるのが理想的です🙌
自分に合った学習手段を選ぶときに迷ってしまっていては、日々の学習の負担が大きくなっていきます。

川口あみ先生が以下の動画で言っているように、英語学習でも「塵も積もれば山となる」を意識して無理のない範囲で取り組んでいきましょう💖

シャドーイングとは?

シャドー(shadow)とは日本語で「影」のこと。影が人を追いかけてくるように、聞こえてきた英語を追いかけて口にだす学習法をシャドーイングと言います👄

もともと通訳の方が取り組むトレーニング法として知られていたようですが、その効果の高さから、一般的な英語学習法として普及してきているのだとか😳

シャドーイングは聞き取った英語をそのまま口に出すため、耳に入ってくる語彙を知っているだけでなく、その聞こえてきた英語を処理するスピードの速さも求められます。

したがって、ネイティブのスピードで英語をキャッチすることに慣れていくにつれ、聞き取れる英語の幅も広がっていくため、リスニング力向上に効果的とよく言われています。

しかし、先ほどお伝えしたように、処理スピードの速さが求められることから、難易度もある程度高いため、自分の英語レベルに合っているかどうかを確かめてから取り組むかどうかを決めることが大切です✨

具体的には、中学英文法が全く分からない状態であったり、日常英会話レベルの単語を初見で正しく発音することができないような英語レベルだと、シャドーイングは気持ち的にとても負担がかかると思います。

「難しくても、時間をかけてしっかり取り組んでいくんだ!」という方針の方は大丈夫なのですが、なるべく楽しくかつ効果的な学習法を探している学習者の方には、少しハードルが高いかもしれません😢

シャドーイングの実施方法は様々あり、何を使って実施するかによっても変わってくるのですが、個人的におすすめのシャドーイングの基本的なやり方の例は以下の通りです。

1. テキスト(英語文面)を読まずに2~3回聞き流す
2. 音声を流しながら聞こえてきた英語を口に出す(シャドーイング)
3. テキスト(英語文面)を見て、分からない英語表現の意味を調べて理解する
4. インプットできたら、改めてシャドーイングをする


シャドーイングは、どれくらいの精度で英語を口から出せているかを自分ひとりで判断するのが難しいんですよね💦

したがって、チェックしたい場合は自分のシャドーイングの音声を録音してみるのがおすすめです。そうすると、ネイティブの音声と自分の音声を比較して、どれくらいきちんと言えているかを確認することができます!

周りに英語学習で頼れる人がいたり、レッスンを受けたりされている方は、そういった方に客観的に評価してもらうのが一番です💪

もし「そんな環境はないから自分で頑張らなきゃ」という方は、先ほどお伝えしたように、録音をして自己評価をしましょう!

録音する際は、スマートフォンにもともと入っているボイスメモのアプリを活用するのがおすすめです。1回目と何度も練習した後の回の音声を聞き比べると、どれくらい精度が上がったかも確認することができるので、ぜひ実践してみてくださいね✨

ディクテーションとは?

ディクテーションとは、聞こえてきた英語をそのまま正しく書き出す学習法です✍️
一言一句間違いなく聞き取る必要があり、かつ英単語の正しいスペルを知っておく必要があります。

一般的にはノートに書き出すことが多かったですが、最近では、便利な英語学習アプリがたくさんありますよね。
アプリでは、スペルをそのまま打ち込む形式だったり、英単語の語順を正しく並び替える形式だったりと、ノートに書き出す以外の方法も増えていきています😊

Wingsの一部のレッスンでは、生徒様のリクエストに応じてこちらのAI英語教材 abceedを活用することもあります。まさに先ほどお伝えしたディクテーション機能がついていて、ワードをタップしたりスペルを打ち込むなど、自学習でもゲーム感覚で楽しく進められる仕様になっています。

いずれにしてもディクテーションは、正確に聞き取り、それをアウトプットすることが求められる学習法です。

当然ですが、一度聞いただけで英語を完璧に聞き取るのはとても難しいですよね。
したがって、ディクテーションをするときは何度も英文を聞き返します。

文字を一度も見ずにディクテーションをする場合、英語音声を聞く度に少しずつ部分的に聞き取れていき、パズルが埋まっていくように英文をコンプリートしていくイメージです!

それを繰り返し、「これ以上分からない!何回音声を流しても聞き取れない!」と感じるところまでトライしたら、はじめて文字を見てどのような英語だったのかを認識します💡

ディクテーションもシャドーイングと同じく、何を使うかによって進め方は様々あるのですが、進め方のパターンの一つをご紹介すると、以下のようなイメージです。

1. スクリプトを見ずに1回英語音声を聞く
2. 聞き取れた範囲を全て書き出す
3. 新しい範囲が聞き取れるまで何度も英語音声を聞く
4. 聞き取れた範囲を全て書き出す
5.「これ以上分からない」という状態になったらスクリプトを見る
6. 意味が分からない英語表現を全てチェックする


上記の進め方のうち、ステップ2のときはスピードを求めないので、じっくり考えながら時間をかけて書き出してOKです👌

ただ書き出すだけでは知っている英語の範囲を広げられないので、ステップ5のように、最後に必ずチェックをして新しい英語表現をインプットしましょう❤️‍🔥

シャドーイングとディクテーション、どんな人に向いてる学習なの?

ここまで、シャドーイングとディクテーションの内容について詳しくお伝えしてきましたが、ここからは本題となる使い分けの仕方について解説します🙌

自分の目的に合わせて適切に学習手段を選択できるよう、今からお伝えすることを頭に入れておいていただけると、遠回りせずに英語学習を進められるはずです!

まず、シャドーイングは「英語の処理スピードを上げたい方」にぴったりの学習になります。なぜならば、この学習法では、耳に入ってきた英語をスピーディーに処理し声に出す力がとても鍛えられるからです🤩

第二言語を瞬時にアウトプットするには、その語彙を知っていることだけでなく、その語彙を正しく発音できる必要があります。文単位での抑揚までイメージできていると、よりスムーズに進められますね!

たとえば、文頭の”I think…”というワードが流れてきた瞬間に、間を空けずにそのまま”I think”と言えるような感じです。
そのときに、正しい発音でスピーディーに言えるだけでなく、「”I think”ということは、文法的に考えるとその後に思っていることが来るんだ。」というところまで考えられている状態が理想的です。

したがって、きちんとシャドーイングをできるようにするには、文の構造をイメージできるようにするための文法知識も必要になってきます。

シャドーイングをすべきかどうか判断するときは、最低限「中学英文法をしっかり理解しているかどうか」を基準にするといいと思います。

そこだけクリアできていれば、あとはシャドーイングに使う音源の難易度の問題です。初めて聞いた時に6~7割くらい内容を理解できる素材を使うと、シャドーイングにちょうど良いでしょう✨

一方で、ディクテーションはスピードより正確性が求められる学習法なので、リスニング力向上だけでなく「英文法の基礎固めをしたい」「スペルをきちんと覚えたい」という方にぴったりの学習法です。

英語は全て文法構造がルールで決まっていて、正解が必ず存在します。そういった言語の性質があるから、この学習法は成立するんですよね✍️

まず、正しく英文を組み立てるには、中学英文法の知識が必要です。英語が聞こえてきても、この前提知識がないと誤った組み立て方をしてしまいます。

シャドーイングだと口に出すだけですが、ディクテーションでは、文章をそのまま書き出したり、正しい語順でワードを埋めなければいけません。したがって、書き出そうとしたときに中学英文法の定着レベルが分かります。

聞こえてきたワードがどこに来るか分からない方は文法の復習が必要ですし、「少し考えたら分かるかもしれない!」という方はディクテーションをすることで、文法の基礎固めをすることができます😊

したがって、シャドーイングと違い、文法の基礎がなくてもトライしてみることで気づきを得られるのがこのディクテーションです!

英語初心者の方でも、ディクテーションをすることで苦手な英文法を知ることができるので、英語レベルを問わずとても価値のある学習法だと思います。

また、文法だけでなく語彙についても同じです。その語彙を知っていれば聞き取って書き出せるし、知らなければ聞き取れさえしないはずなので、自分が取り入れるべき新しい英語表現に出会うことができます✨そこもまたディクテーションのメリットですね!

まとめ

ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

シャドーイングとディクテーションの正しい取り組み方や、どんな方がそれぞれの学習に向いているのかについて、イメージできましたでしょうか?✨

みなさんが何に苦手を感じていて、どんな英語力の向上を目指しているのかによって、取るべき学習手段は異なります!

自分に合った方法を探していきましょう🙌💖

お知らせ

Wingsでは、独学で英語を身につけた日本人女性講師が担任となり、マンツーマンで英語学習者様をサポートさせていただいております😊

完全オーダーメイドでレッスン内容を組んでいるので、みなさんの学習目的に合わせて、楽しみながら着実に英語が身につくレッスンをご提供しています。

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