"see"と"watch"はどう違う?9割の英語学習者が間違える動詞の使い分け


みなさんこんにちは!Wings運営者の白木りなです!

突然ですが、みなさんは英語を勉強していて「なんで英語には同じ意味の単語がいくつもあるの...?」って感じたことないですか?😳

実は、英語と比べて日本語は、一つの単語が持つ意味が幅広い傾向があります。

たとえば、「見る」という動作一つをとっても英語だと"watch"や"see"、"look"など複数の動詞が存在するんです。日本人はそれぞれの「見る」という動作を感覚的に使い分けて日本語を話していますが、英語ではそうはいきません!

そこで、使い分けが難しい英語の動詞を8パターンに絞り、各単語のニュアンスについて詳しく解説していきます✨

扱うのは以下の動詞です!

・言う
say, tell

・書く
write, draw

・見る
look, see, watch

・合う
suit, fit

・予約する
reserve, book

・借りる
borrow, rent

・挑戦する
try, challenge

・遊ぶ
play, hang out

ちなみに、単語の使い方を理解したら、その単語を使えるようになるために定着させることも大事ですよね🙌

こちらの動画では、現役医学生の牧野れい先生が英単語暗記術について詳しくお話ししてくれているので、興味がある方は見てみてください!

それでは早速、それぞれの動詞の使い分けの仕方について解説していきます❤️‍🔥

言う、話す:say / tell / speak / talk

「言う、話す」を意味する動詞は4つも存在します!

"say"は「言う」の直訳で、ある人物が言葉を発するという行為にフォーカスしています。誰が誰に対して発しているのか、どんな状況なのかといった周りの状況は特に関係なく、何かを話すこと自体を表しているケースが多いです。"What did you say?(何て言ったの?)"みたいなイメージですね💡

"tell"は「言う」だけでなく「伝える」というニュアンスを持っており、誰に対して言うのか(伝えるのか)の情報も加わります。誰かが何かを伝えることを表現するときに使うため、相手の存在も示しながら”You told me to show it.(あなた私にそれ見せてって言ったよね)”のように英文にすることができます。

"speak"は、ある人物が「何かを話す」という行為に焦点を当てている動詞です。"say"と似ているようにも思えますが、違いをあげるとすると、"speak"は"say"と違って何を話すかは一切関係なく「声を発している」という意味での「話す」になります。したがって、"I speak English.(私は英語を話せます)"のように、言語に対して使われるのもこちらの”speak"です🙌

"talk"は必ず相手がいる前提での「話す」を意味します。洋画のワンシーンにあるような別れそうなカップルが言う「話をしましょう」は”We need to talk.”というように表現されていたりします。対話相手の情報を入れる場合は、"I want to talk with them.(彼らと話したい)"のように”with”を使って表現できます😊

書く(描く):write / draw

「書く(描く)」は日本語でも使われる漢字が異なるので、どのように違うか予測がついている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ペンや鉛筆などで、文章や文字を書くときには”write”が使われます。学校の試験や英検などにもあるライティングテストの"writing"です。みなさんきっとこの言葉には聞き慣れていますよね👂したがって、”I wrote a letter to my mom(お母さんに手紙を書きました)”といった形で使うことができます。

一方で、図や絵などを描くときには"draw"が使われます。文字に対してではなく、イラストなど視覚的に分かるものを描くときに使うイメージですね!たとえば、”Look at the picture I drew.(私の描いた図を見てください)”というように使うことができます。

見る:look, see, watch

「見る」という動詞は、日本語だと普段の会話では一種類しか使わないですよね。英単語は複数存在するので、それぞれのニュアンスの違いを詳しくお伝えします❤️‍🔥

まず”look"は、意識して目を向けるときに使います。たとえば、"Look at that board!(あの看板見て!)"というように何かに注目するイメージですね。「〜を探す」と言うときも英語では"look for"と表現します。"I'm looking for a job.(仕事を探しています)"といった形で、forの後ろに注目している対象を置いて英文を作ることができます👀

次に”see”ですが、こちらは意識的に見ているのではなく、「視界に入る、偶然目にする」というニュアンスで使われる動詞です。一点に集中しない景色を見るという行為や、たまたまある人を見かけたときなどに使うことができます。それぞれ例文を作ってみると、"I saw a beautiful view.(綺麗な景色を見ました)"や"I saw him yesterday.(昨日彼を見かけました)"などと表現できます✨

最後の"watch"は、動きのあるものを見る(観察する)ときに使う動詞です。スポーツの試合や映画などは全て"watch 〇〇"で表現します!じーっと見つめるというよりかは、同じ対象を見つめているけど、その対象は「頻繁に変化したり動いたりするもの」のイメージです⚾️なので、英文を作るとしたら"I enjoyed watching soccer.(サッカー見るの楽しかった)"と言った形で使えますね。

合う:fit / suit

「合う」も日本語だと一種類しか存在しない言葉ですよね。"fit"と"suit"どちらも違うニュアンスがありますが、「合う」という意味で使われます。それぞれの意味合いを確認してみましょう😊

"fit"は物理的にサイズや形がちょうど合っているときに使います。たとえば、お買い物に行って靴を試しに履いたときに"Do the shoes fit well?(靴のサイズぴったりですか?)"と聞かれたり、"Yes, these shoes fit me.(はい!ピッタリです)"と答えたりするイメージです👟

それに対して”suit”は、全体的なイメージや見た目が合っているときに使います。日常会話では、洋服が似合っているかどうか、ある人の印象や場所の雰囲気に合っているかどうか、といったことに対して使われることが多いです。たとえば、「この明るい色はあなたに似合いますね」と言いたいときに"This bright color suits you."と表現することができます!

予約する:book / reserve

レストランに行ったとき、予約席に"reserved"の札が置いてあるのを見たことはありますでしょうか?そこで使われている”reserve”以外にも、同じ「予約する」の意味で"book"という動詞が存在します。

まず"book"は、事前に手配して既にお金が発生している予約というニュアンスがあります。飛行機やホテルなどは、予約時点で支払いが確定するケースがほとんどですよね💡実際には、お金が発生していないお店などの予約にももちろん使えるのですが、"reserve"との一番の違いはその点です。例文としては、"I've already booked the flight.(もう飛行機予約したよ)"などと言うことが出来ます✈️

対して"reserve"は、レストランやカフェなど、料金はまだ発生していないけど席が確保できている予約というイメージです!支払いも完了していない状態なので、キャンセルできるケースも多いと思います。日常会話では"I could reserve the restaurant you recommended me.(あなたがお勧めしてくれたレストラン予約できたよ)"といった形で使うことができます✨

借りる:borrow / rent

日本語だと「借りる」は一つですが、物を借りるときに、お金がかかるパターンとそうでないパターンがあると思います。それぞれ使われる動詞が異なるので、一つずつチェックしていきましょう😊

まず"borrow"は、お金が発生しない貸し借りのときに使います。友だちに「一瞬ペン借りていい?」とお願いしたときに、お金を請求されたりしないですよね。そのようなイメージです。したがって、無償で誰かに何かを一時的に借りるときに使うのが"borrow"になります。英文としては、”Can I borrow your pen?”とお願いすることができます!

それに対して"rent"は、お金が発生する貸し借りのときに使います。貸し借りというより、DVDや車を借りるときにレンタル代を払うときの「借りる」のことです。サービス業者にお金を払って何かを借りるときに使うので、"I rented a car when I went to Kyoto.(京都に行ったときに車を借りました)"というように表現できますね🚗

挑戦する:try / challenge

こちらの「挑戦する」も、英語だととても間違いやすい動詞です。意外なニュアンスが隠されているので、自分が伝えたい意味と違うように伝わらないように、適切に使い分ける必要があります😳

まず"try"は、新しいことに取り組んでみるときなどに使います。日本語でも「新しいことにトライする」とカタカナを使っていいますが、まさに同じニュアンスです!”I'll try to join the cooking class.(その料理教室行ってみようかな)”みたいに、成功のための試みというより、気軽に何かを試してみるようなイメージですね。

一方で"challenge"は、困難なことに向き合うときに使います。たとえば「絶対東大合格するぞ!」というような達成のハードルが高いことに対しては、"challenge"を使って挑戦することを表現します。英文を作るとしたら、"I'd like to challenge to change myself.(自分を変えるために挑戦したいんです)"といったことを表現することができます💡

遊ぶ:play / hang out

こちらも日本語だと同じ「遊ぶ」ですが、英語ではどちらを使うかによってニュアンスが大きく変わってきます!大人の方が"play"を使うと気まずい思いをするかもしれないので、必ずチェックしておいてくださいね💪

"play"は子ども同士の「遊ぶ」を意味するときに使われます。おもちゃで遊ぶ、一緒にゲームをして遊ぶなど、子どもの遊びに関してはこちらの”play”を使って表現するようにしましょう!「一緒にゲームしようよ!」と言うなら"Let's play game together!"という風にいうことができます。

一方で"hang out"は、大人が友だちと遊びに行くときの「遊ぶ」を表現したいときに使います。誰かを遊びに誘うときも、大人の場合はこちらを使用します。英文にするならば、"Let's hang out this weekend!(今週末遊ぼうよ!)"みたいなイメージですね✨

まとめ

ここまで見てくださりありがとうございました!
英語の動詞の使い分けは意外と知る機会がないですが、今回の記事を通して、新しい知識をインプットすることはできましたでしょうか?☺️

私が英語学習に使っている、類義語や同義語を比較しながら解説してくれるこちらのサイトもとても勉強になるので、もっと知識を増やしたい!という方はぜひ見てみてくださいね✨

お知らせ

Wings英会話では、英語で挫折したことがある方や自分で学習を続けるのが苦手な方に向けて「楽しく続けて英語を上達させることができる学習環境」をご提供するため、担任制のマンツーマンレッスンを行っております✨

レッスンを担当させていただくのは、みんな独学で英語を身につけた日本人女性講師です😊

英語習得の大変さをよく理解しているからこそ、「生徒様には英語に触れるのが楽しいと思って欲しい!そう感じられるようなレッスンを作っていきたい!」という思いでサポートさせていただいており、生徒様にとって、どんなことでも気軽に相談できるような学習パートナーのような存在になることを目指しています。

楽しく英語を上達させる方法を探している方は、ぜひ一度無料体験レッスンを受けてみませんか?🙌

体験レッスンでは、お好きな講師を選んで選んで30分または60分のレッスンをお試しいただけます!どんな講師が在籍しているかはこちらの講師一覧ページをご覧ください。

<体験レッスンを受けてみる>

また、レッスン以前に英語学習の進め方で困っているという方に向けて、個別の無料学習相談会も開催しています!その日から迷わず学習を進められるようにサポートしますので、お気軽にご相談くださいね✨

予約したい方は、こちらのページにある「LINEでのご予約」からメッセージをお送りいただくか、フォームのその他欄に「個別相談希望」と入力してお申込みください📩

みなさんの英語学習のお役に立てたら嬉しいです!💖

Year

体験レッスン受付中

メールまたはLINEにて
お気軽にご予約ください。